おはようございます。
くらしの学校、「はさむ」の料理教室の1回目授業が、先週開催されました。
今回のテーマ「はさむ」にちなんで、こんなかわいいお菓子の作り方を学びましたよ。

その名も「ビクトリアサンドイッチケーキ」。
イギリスの伝統的なお菓子です。
教えてくださったのは、出雲市斐川町にある
焼き菓子工房「徒歩」さん。
金曜日だけオープンしている、ちいさな焼き菓子屋さん。
どのお菓子もとってもおいしくて、くらしアトリエのスタッフも大好きなお店です。
オーナーの松野さんのきびきびとした授業と、分かりやすい説明が、
昨年度にお願いした授業でもとても素敵で、今回もお願いすることになりました。

本番の授業に向けて、何度も試作をしてくださった徒歩さん。
「はさむ」というお題に真剣に向き合っていただき、今回もバターケーキづくりの基本を
ていねいに教えてくださいました。
日頃、簡単にできるから、とぞんざいに扱っていたバターケーキですが、実に奥が深い!

いくつもの工程を経て(どれもけっこう根気のいる作業でした。そして、計量が大切)、
きめ細やかなバターケーキが出来上がりました。
ビクトリアサンドイッチケーキは、日本で「ケーキ=ショートケーキ」というのと同じくらい、
イギリスでは「ザ・ケーキ」なケーキなのだそうです。専用の型もあるとか。
私の個人的な思い出としては、初めて自分で買ったお菓子作りの本にこのケーキが
載っていて、「ビクトリア」という響きに、なんとも言えない憧れを持ったのを覚えています。

女王さまの名前のついたケーキですが、とてもシンプル。
普通はジャムを挟んで終わり、ですが、今回は生クリームもサンドして、ちょっとリッチに。
ジャムも手づくり、いちごがごろごろっと入った、酸味を利かせたジャムでした。

ああ、かわいい。
お茶の時間にこんなケーキが出てきたら、幸せですよね~。
気取らず、でも手間はしっかりかかっている、理想のケーキだな、と思いました。
参加された皆さんも「かわいい!」と、たくさん写真を撮っておられました。
バターケーキですが、本当にキメが細やかで軽い食感なのです。
これは家でもぜひ、作ってみたいですね。
何か新たに用意しなくちゃ!というレシピでもなく、すぐにでも作れそうな、
でもとびきりおいしいケーキづくりを教えてくださった徒歩さん、本当にありがとうございました。
さて、この日の給食は「irori食堂」さんにお願いをしました。
昨年度の徒歩さんの授業でもお世話になり、徒歩さんとirori食堂さんはなんだか
仲良しになっておられました。そういうつながりも、うれしい。

この日は「はさむ」というテーマに合わせてお料理もいろいろ考えてくださって、
こんな素敵なお昼ごはんが出来上がりました!
サンドイッチ風のお寿司に、お野菜を重ねたテリーヌ、ローズマリーとアンチョビの利いた
ポテトに、そら豆のフライ(そら豆のベッド付き!)。
お豆腐のラザニアも本当においしくて、参加された皆さん大満足でした!

初回の授業も無事に終わってホッとしています。
参加者の皆さん、真剣にメモを取ったり質問をされたりと、学びたい!という姿勢が
見えていてすごくうれしく思いました。
次回は6月、サンドイッチづくりの教室を行います。
こちらはすでに定員に達しておりますが、6月20日(土)に開催の「暮らしをもっと楽しむための、
ふるさと勉強会」は参加者を募集中です。
雑誌「ソトコト」編集長の指出一正さんに、雑誌作りのこと、地域での新しい働き方・
暮らし方について、お話をうかがいます。
興味のある方はこちらからお申込みください。 →
くらしの学校 ふるさと勉強会